CELTA取得記も、申込編→授業編→模擬授業編(TP)編と書いてきました。
CELTAではTPと同じくらい課題も大事です。CELTAでは4つの課題が出ます。基準に満たないと再提出で、2回再提出になると不合格でCELTAコース落第!となります。 課題はネイティブでもバンバン再提出になります。
私は4つの課題を全て1発合格でしたが、課題をこなすにもコツがあります。
今回はそのあたりについて書いていきます。
レポート課題について
課題は4種類です。CELTAは4週間なので毎週課題が出ます。それぞれの課題は平均すると1000ワードくらいだったと思います。
- 課題1:教師としての自己分析
- 課題2:Lesson Planの提出
- 課題3:語彙・文法の分析
- 課題4:学習者へインタビューし英語の分析
みたいな感じです。正直、課題1は楽勝です。
課題2~4は結構しんどく、特に2・3は大半のクラスメイトが再提出になっていました。
課題2は、自分で教材を選び、設問を作ります。そして、なぜその教材で、その設問なのか、想定する生徒のレベル、その教材を使うことで生徒はどんな力が伸ばせるのかなどを書きます。
課題3は、trainerから出題される英文法、英単語の分析です。Concept Checking Questionsを考え、学習者が陥りやすいミスなどを予測します。
課題4は、模擬授業に参加してくれた生徒から一人を選び、その生徒にインタビューをし、生徒の英語のミスを分析し、どんなタスクを与えれば英語力を伸ばせるかについて書きます。また、その生徒の母語がどのように英語に干渉しているかもリサーチします。
課題で一発合格を取るには
課題にクラスメイトと一緒に取り組むこと!
これに尽きます!trainerもそうするよう勧めてきます。特にnon-nativeは必ずネイティブスピーカーのproofreadを受けるようにとのことでした。
私は「proofreadをお願いするとかネイティブのクラスメイトに迷惑かけちゃうなぁ」と思っていましたが、実はネイティブもnon-nativeと一緒に課題に取り組むことでかなりのメリットがあります。
基本的にネイティブスピーカーは英語学習者がどこで躓くかがよく分かっていません。
なぜなら外国語として英語を学んだ経験が無いから。
ですので、ネイティブスピーカーはConcept Checking Questionsの作成や、文法の分析が大の苦手。例えば、
A monkey?! What on earth is it doing in France?
という文を分析する際、ネイティブスピーカーは学習者がどこでミスするかが予想できません。ですが、私はすぐに
Students may think about what is happening on the earth?
のような考えが浮かびます。これが出来るのがnon-nativeの強みです。
逆にnon-nativeは英文をどれだけチェックしても冠詞の間違いなどが出てしまうと思います。それをネイティブにproofreadしてもらうことで英語の面では完璧なレポートが提出できます。
ネイティブとnon-nativeが一緒に作業をすると本当にwin-winです。non-nativeであることに負い目を感じるのではなく、自分の経験や知識を生かして、ネイティブと一緒に作業をしましょう!
*この情報は私がCELTAを取得した2019年のものです。現在は変わっているかもしれません。何かお気づきの点や、補足情報、またCELTA合格体験記などありましたら、ぜひ下記までご連絡ください。
*英語や授業に対する考え方はあくまでも個人的な考えです。