英語講師の私が執筆する機会を得た方法

お陰様で、現在までたくさんの本を執筆する機会に恵まれました。

英語講師は数多いるけれど、参考書を執筆出来る講師はほんの一握りで、毎年のように出版できる講師はさらに一握りだと思います。

私は2012年に初めて出版し、それからほぼ毎年数冊の本を書いてきましたが、執筆を始めてもうすぐ10年ということで、執筆について色々と振り返ってみたいと思います。

執筆のリアルを話していきたいと思います。今回は

私が執筆する機会を得た方法

について書いていきたいと思います。

執筆する機会はどのように手に入れたのか

本を書きたい講師はたくさんいると思いますが、実際に本を書く機会を得られる講師はごく一握りです。執筆機会を得るには大きく分けて2つあると思います。

  • ①出版社に企画を持ち込み
  • ②誰かの紹介

①出版社に企画を持ち込み

「出版社への参考書企画の持ち込み」は多くの方がイメージするかもしれませんが、持ち込み企画がそのまま採用される確率はとても低いそうです。
でも、考えてみると、出版社は、その時期に打ち出したい企画・コンセプト・編集担当の確保など出版には色々な要素を考慮するでしょうから、そう簡単には企画は通りませんよね。企画の持ち込みを考えている方は何かキラリと光るものが必要だと思います。

ちなみに、持ち込み企画に関していうと、私は学生の頃にThe Japan Times週間STのコラムニストとしてオーストラリアへの留学体験”Going down under”を執筆していましたが、実はこれは持ち込み企画です

(当時の記事は懐かしいけど、恥ずかしい。複雑…)

当時の週間STの編集長に手紙を書き、何度かのトライアルを経てコラムを書かせていただけることになりました。

今、客観的に分析すると、

「当時はブログなどのメディアが少なかった」

「大学生なので珍しかった」

という要因も大きかったと思います。

特に前者はラッキーで、今はYouTubeしかり、ブログしかり、個人で情報を発信できる時代ですが、当時はそういうものがあまりなく、時代的にもチャンスだったなと思います。

(超生意気な学生だったと思います。担当者の方々申し訳ありませんでした。)

まとめると、持ち込み企画は、その企画に光るものがあり、かつその時の出版社の状況など色々な要因が全て良い形で重なったときに実現するのかなと思っています。

②誰かの紹介

週間STへの寄稿は2006年のことですが、私が英語講師として本格的に執筆を始めるのは2012年からとなります。最初は安河内哲也先生との共著でした。

(私は学生の頃に東進に通っていたわけでもなく、安河内先生の授業を受けたこともないです。当時は、まだ東進で本格的に働いていたわけでもないのに、なぜ安河内先生との共著になったかはまたどこかで書きますね。)

安河内先生との共著で、本を執筆する一連の流れを学ばせてもらいました。この時初めて「初校、再校」というような言葉を覚えました。また、安河内先生が私のことを桐原書店に紹介してくれ、少しずつ執筆の依頼が来るようになりましたが、この頃は、執筆しても名前は裏表紙に小さく載る程度か、名前すら載らないこともありました。

私はこの時代のことを修業時代と呼んでます。

この修業時代がとても大切だったなぁと今はしみじみ思います。

2014年が転機となる年でした。

初の単著「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく(学研マーケティング)」の出版です。

実は、この本を担当してくれた編集者とは安河内先生が主催したパーティで出会いました。

確か、この時、編集者は新卒1~2年目の社員で、お互い年も近く「何か一緒に企画を~」的な話を軽くしたと思います。そこからあれよあれよと企画が進み、

「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく(学研マーケティング)」、そして私の代表作になった「イチから鍛えるシリーズ」が生まれました。

(イチから鍛えるシリーズはその後、他科目へも展開し本屋さんで平積みになっているのをよく見かけます。感謝!)

執筆するチャンスを得るためには、人とのつながり、縁がとても大切だと思います。また、そこから紹介してもらった仕事は、最初はたとえ名前が載らなくても、印税が安くても、睡眠時間を削っても(削り過ぎはダメ!)、丁寧に仕上げていくことかなと思います。

ですが、執筆には苦労が尽きず、本当にきついなぁと思うことの連続でした(今でも普通にきついです)。

今回は長くなってきたのでこの辺で。

次回は、執筆の苦労と、授業と執筆の違い(授業が上手いから良い書き手とは限りません!)について書いていきたいと思います。

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