英語教授法CELTA(PassA)取得記⑥:模擬授業編 その1

CELTAでは9回の模擬授業がありました。CELTAは20日間のコースなので2日に1回は模擬授業です。模擬授業Teaching Practice(TP)は評価の上でとても大切です。

TPはその準備も含め、とてもキツいです。私がノンネイティブだからきついのではなく、ネイティブも「昨日は準備で1時間しか寝られなかった」「徹夜した」と言ってたので、皆にとってキツいです。

今回は、実際に私が作成したlesson planも紹介しながら進めていきます。

Teaching Practice (TP)とは

CELTAは実践的な英語教授法なので、トータル6時間の模擬授業が必須です。模擬授業には語学学校に通っている生徒たちがボランティアで出席してくれます。毎回10~20名の生徒がいて、彼らの国籍はブラジル、チリ、アルゼンチン、ボリビア、スペイン、フランス、モロッコ、イラン、インド、中国、韓国など様々でした。
(授業を受ける姿勢にそれぞれの国民性が出て面白かったです)

Lesson Planの作成

TPに臨むにあたり、綿密なLesson Planを作らなければならないのですが、これが地獄
授業をするにあたりtrainerには事前に4つの資料を提出しなければなりません。それが、

1. Procedure

2. Lexis Analysis sheet

3. Grammar Analysis sheet

4. Front page

です。もう1度言います。この資料作成が地獄。本当に大変。
私が実際に使用した資料を載せていきますね。

1. Procedure:授業全体の流れです

導入から終わりまで、何を生徒に課し、その目的は何で、自分はどんな指示を出すのかなど、出来るだけ細かく書かなければなりません。
(最初は3~4時間かかりましたが最後は1時間ぐらいで出来るようになりました!)

2. Lexis Analysis sheet:TLにある語彙の分析です

TLで扱う全ての単語を分析しCCQsを考えていきます。単語について徹底的に調べる必要があります。これもとても時間がかかる!

3. Grammar Analysis sheet:TLで扱うgrammarの分析です

grammarの分析ですが、これは図書館で資料を見ながら作成することが多かったです。
(CELTAに役立つ本は後ほど紹介します)

4. Front page:授業の目的などをまとめたものです

この1~4を毎回のTPで提出します。最初のTPは授業で学んだことが少ないので、Procedureだけですが、回を追うごとに提出すべき資料が増えていきます。

最初は全部準備して、さらに授業で配るプリントを作成すると7~8時間かかっていました。キツかったなぁ~。

次はTPの評価、TPで気を付けるべきこと、TPで気づいたことについて書いていきます。

*この情報は私がCELTAを取得した2019年のものです。現在は変わっているかもしれません。何かお気づきの点や、補足情報、またCELTA合格体験記などありましたら、ぜひ下記までご連絡ください。
*英語や授業に対する考え方はあくまでも個人的な考えです。

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