教室の授業と映像授業の違い

新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインや映像授業に切り替えたところもあると思います。
教室の授業・オンライン・映像授業、それぞれ一長一短あると思いますが、

教室での授業スタイルそのままだと、映像授業映えしない可能性が高い

です。その主な原因3つと、すぐにできる対策を書いてみました。

原因その1:生徒がいないので間がつかめない

映像授業では目の前に生徒がいないので、間がつかめません。

教室であれば説明を先に進めようと思っても、まだメモを取っている生徒がたくさんいたら、少し間をとりますよね。逆に、生徒が退屈しているなと思ったらテンポをあげますよね。

でも、映像だとその生徒の様子を感じることが出来ません。ですので、不自然に間が空いたり、もしくは話し続けてしまって、大事なことも流されてしまうことがあります。

これを解決するためには、普段の授業よりも意識してメリハリをつけると良いと思います。

そのために、

「ここはさっとメモとって」
「今は黒板を見て」
「今はメモ取らずに話を聞いて」

というような指示を出すと良いと思います。

原因その2:服装が暗い

これは主に、市や県が休講期間の生徒たちのサポートのために動画を作成した場合に多いのですが(動画でのサポートサービスは素晴らしいと思います。
素晴らしいサービスなのでより多くの生徒の興味を引いてほしいです)、黒板の前にスーツだとどうしても画が暗くなってしまいます。

特に小学生、中学生向けの授業で、暗い色のスーツを着て、前のボタンをしっかり締めて、さらに暗い色のネクタイだと画面が重たい感じになります。

おススメは、スーツの上着を脱いでベストにして、明るめのネクタイを締めると良いと思います。
それだけで印象が華やかになり、生徒の興味を引けると思います。

原因その3:言葉遣いが堅い

映像だと「~をご覧ください」「~していただきます」など、無意識に言葉遣いが堅く、丁寧になりがちです。

特に、生徒だけではなく、保護者や同業者もその映像を見られる場合は、丁寧な表現を使いたくなる気持ちも分かります。
ですが、堅苦しい表現を使ってしまうと、映像を一番届けたい生徒の興味を引けない場合があります。
あまりにも砕けた感じもダメですが、言葉遣いに関しては普段の教室と同じで良いと思います。

教室での授業に加え、映像授業でも生徒の学力をサポートするというのはとても素晴らしい試みだと思います。
教室と映像の違いを理解してほんの少し変えるだけで、先生方の努力がより生徒に届くようになると思います。

*英語や授業に対する考え方はあくまでも個人的な考えです。