音読メーター開発記②

前回の記事では、制作会社選びが上手くいかず、1年間が過ぎ、かつ数百万円が飛んでしまい、途方に暮れたところまで書きました。今回はその続きです。

新しいエンジニアとの出会い

成果物が無いのに数百万円飛んでしまった事件で結構凹みましたが、何とか心を持ち直して、再度、開発してくれるエンジニア探しが始まります。知人の紹介や、色々なつてを使って、2名のエンジニアと出会います。

結論から言うと、このうちの1人が今も音読メーターの開発指揮を取ってくれているエンジニアです。彼には本当に感謝していて、この方と出会わなければ音読メーターは出来なかったでしょう。

ちなみにもう1人は作業が遅いうえに、最後にはバックレて、メールも返信せず、電話も出ずという状態になりました(お金はもらったのに作業をしなかった)。

これからアプリを作成しようとしている方!

業者(エンジニア)選びは慎重に!

製品を納期までに、高いクオリティで作成できる業者と出会えないならアプリの開発はやめた方が良いと思います。

ちなみに、新しいエンジニアに代わって、全て作り直しで、また数百万かかりました。ですが、彼が引き継いでからは3ヶ月でβ版がリリース出来ました。エンジニアの腕でこんなにも違うものかと思いました。これが2019年7月末のことです。

アプリは完成してからが大変

ユーザー数が増えるにつれて、予想外のバグや改善点が見つかります。これはどうしても避けられないと思います。また、改善点だけではなく、意外と使い勝手が悪いところや、追加すべき新しい機能にも気づきます。それを一つ一つ改善し、新機能を加え、より使いやすいアプリを目指します。

ちなみに、アプリと書いていますが、音読メーターは最初から塾・学校への導入を視野に入れていました。ですので、塾・学校が生徒の音読状況を一覧で見られる「管理画面」というものと連動しています。

つまり、アプリの改善があるということは、管理画面の改善も必要で、エンジニアは2倍の工程を作業するわけです。

つまり、簡単に言うと、アプリは完成したと思って、世の中にリリースしてからが始まりで、改善に次ぐ改善でコストはかなりかかります。

前回のコラムでも書きましたが、私は「世の中に無いものは自分で作る!」と

今まで世の中に無かったサービス「音読メーター」の開発を最初は軽い気持ちで始めました。

私のようにアプリ作成のことを全く知らず、軽い気持ちで開発を始める人もいると思いますが、1つだけ声を大にして言いたい。

音読メーターでさえ、開発費用は合計で私立医学部の学費くらいが既にかかってます。

費用面だけではなく、打ち合わせでも膨大な時間と手間がかかっています。

なので、これからアプリを作成しようとする人、自分がエンジニアで開発できるならば別ですが、そうでなければ、予算と費用についてはしっかり打ち合わせをしましょう。

私は、この開発費を工面するために、めちゃくちゃ働き、貯金も使いました。きつかった。

それでも続けてこられたのは、

このサービスは絶対に便利だ。必ず生徒の役に立つ!

という信念があったから。実際、多くの公立・私立高校の生徒、また大学の授業でも使ってもらっていて、本当に嬉しい。

次のコラムでは、改善・アップデートの苦労、新しい出会い、コロナ禍での出来事について書いていこうと思います。


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音読メーター「第1回全国英語音読大会」を開催しました。

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